■お腹を冷やしたり、下痢をしたりしたとき、あるいは激しく緊張したときに腸をぐりーっと絞られるようなツラさに襲われるときってありますよね。
そんなツラい腹痛に効くツボ【天枢(てんすう)】と【大巨(だいこ)】です。
■大腸や小腸が緊張すると、腸をえぐられるようなつらい腹痛に至ります。
【天枢】はおへその横にあり、主として大腸が悪いと反応が出ます。
【大巨】は【天枢】の下にあり、主に小腸の状態の悪さを反映させます。
【天枢】や【大巨】が反応しているところに対して、
大丈夫だよ、安心してね、とやさしく温めてあげることで多くの場合、痛みは和らいでいきます。
■なお、腹痛といってもいろいろな症状があり、病気があります。
なかなか痛みが治まらない場合は医療機関で診てもらいましょう。
by Medical Note
【ツボの取り方】
■【天枢】
おへその横、指3本分のところにあります。
症状があるときは、触ってみると【天枢】のあたり1cmくらいの範囲が周りと違う、少し凹んだような、ぶにょぶにょしたような感触を指先に感じます。
おへその右側、左側どちらも悪かったり、片方だけ強く感じることもあります。
■【大巨】
【天枢】から指3本分下にあります。悪い場合の感覚は【天枢】と同じです。
【刺激の仕方】
■【天枢】/【大巨】ともに、反応があるところに手をやさしく添えます。
鳥の羽のように軽くやさしく、温めるように
手のひらをそっと乗せる感じです。
■つい、ツボを刺激するように押してしまいたくなると思いますが、強い刺激は却って逆効果の場合もあるので、ここは我慢。
そっと手を添えて、動かさず、
ツボを意識しながら
大丈夫だよ、安心してね、
とやさしく温めてあげましょう。
■肌着や薄い洋服の上からでも構いません。
コツは、手のひらでやさしく、あたためるように、です。
そうすると気持ちの方も和らいできますよね。
これを【手当て】というのだと、私は思います。
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※この記事は一般的なツボの効果について記載しています。体の状態によっては、正確にツボの場所を刺激しても効果が出ない場合もあります。本来は鍼灸師が実際に体の状態を診てツボを選ぶものなので、さらに一歩進みたい方は是非お近くの鍼灸院をお訪ねください🐤
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