■のぼせてしまった時に即効性のあるツボ・【少沢(しょうたく)】をご紹介します。
のぼせは、自律神経による体温調節が乱れることで生じます。
気温の急激な変化(熱中症)や長時間の入浴(湯あたり)、更年期障害によるものなど、様々な原因が考えられます。
【少沢】は手の小指の爪の脇にあり、末梢の血管を刺激することで自律神経の乱れを整え、頭部に上った熱を引き下ろすイメージで使います。
■のぼせ、特に熱中症は場合によっては危険な状態に陥ることがあるので、
まず、
①涼しい場所に移動・襟元をゆったりさせる
②ミネラルを含んだ飲み物で水分補給
③保冷剤やビニール袋に氷水を入れたもので首筋やわきの下、手のひらを冷却
などの対応をまず行って、状態が重い場合は速やかに医療機関にかかってください。
参考に医療情報サイトのリンクを載せておきます。
【ツボの取り方】
■【少沢】は手の小指の爪の根元の外側に取ります。
爪の生え際の線と、爪の際2mmくらいの薄いスジ(外側から押すと分かります)の外側に線の交点に【少沢】があります。
のぼせの症状があるときは、このあたりが少し赤く充血している場合が多いです。
■爪の際2mmくらいの薄いスジと外側の肉との隙間の奥の方に小さな0.5mmくらいの脈動があって、そこが狙うポイントになります。
【刺激の仕方】
■親指と人差し指の爪の先を【少沢】に軽く当て、先ほどの爪際の薄いスジ(ニラの葉と表現されたりします)とその外側の肉を軽く押し開くようにして、奥にある小さな脈動のポイントを指先で感じます。
そのまま動かさず、のぼせが落ち着くのをしばらく待ちます。
■爪が長い場合は、親指と人差し指の爪の横腹を使ってください。
効果が薄い場合は左右とも行います。
ポイントは爪の脇のスジと肉の間に小さな脈動を感じられるかどうかです。
親指と人差し指の間につまようじを挟んで先端を軽く脈動にあてるとさらに効果的です。
その場合は、あくまでも表面に当てるだけ。決してようじの先端で刺さないように気をつけてくださいね。
日常の場面でのぼせが多い方は、いろいろ工夫して試してみてください。
それでは、また♪🐤
🐤🐤🐤🐤🐤🐤🐤🐤🐤🐤🐤🐤🐤🐤🐤🐤🐤🐤
※この記事は一般的なツボの効果について記載しています。体の状態によっては、正確にツボの場所を刺激しても効果が出ない場合もあります。本来は鍼灸師が実際に体の状態を診てツボを選ぶものなので、さらに一歩進みたい方は是非お近くの鍼灸院をお訪ねください🐤
🐤🐤🐤🐤🐤🐤🐤🐤🐤🐤🐤🐤🐤🐤🐤🐤🐤🐤🐤🐤🐤
コメント