■皆さま、明けましておめでとうございます
本年もよろしくお願いいたします
■まだまだ厳しい寒さが続きますが、日が少しづつ延びて、固い殻のなかでは、春の到来にむけて新しい芽が吹きだす準備に入っています。
どことなく気持ちも体も新しく切り替わる感じがする、そういう季節です。
■1月は旧暦で「睦月(むつき)」と呼びます。
「睦月(むつき)」とは、お正月に家族や親戚が集まり「睦み会う」(むつみあう。仲良く、互いに親しみ合う)ことから来たという説が有力なようです。
その他に、一年の元になる「元月(もとつき)」から転じたという説や、稲を発芽させるために水に浸しはじめる時期であることから「実月(むつき)」となったという説があるようです。
農作業や神事に関わることが暦の基本だとするなら「実月(むつき)」がしっくりきますが、親族が「睦み会う」あたたかさも、ほっこりとしてよい感じですね。
■さて、お正月といえば世の中は初春セールなど暦の上で春が始まったような感じもします。
しかし、実際は日が一番短くなる冬至(12/22頃)と昼と夜の長さが同じになる春分(3/20頃)との中間地点、立春(2/4頃)が春の始まりです。
そこまでは小寒(1/5頃)、大寒(1/21頃)と厳しい寒さが続きます。
■体を冷やすと体力を奪われ風邪もひきやすくなります。
熱は足元、首元から抜けていきますから、足や下半身、襟元から冷えたり風が当たったりしないように工夫してお過ごしください。
これから受験シーズン本番ですから、受験生の方は特に気を付けてくださいね。
■風邪の予防は引き続き大切なので
12月号の内容を改めて載せておきます。
●温かくして体を冷やさない(特に首元、手先、足先)
●乾燥を防ぎ湿度を保つ(喉の乾燥を防ぐ意味でのマスクも有用)
●しっかり睡眠をとる(眠りは体を修復します)
●栄養のバランスの取れた食事をとる(免疫を強くします)
この基本とコロナで学んだ
⊳帰宅後すぐに手洗い・うがい・顔洗い
⊳空気が淀んだところでの換気
⊳人ごみの中でのマスク着用
などの対策も励行しましょう。
詳しくは12月号をご参考にしてください。
■寒い外から帰ってきて冷え切った体を温めるにはお風呂にゆったりと入るのがいいですね。
お風呂に入れないときは足湯もいいです。体全体が温まり、リラックスできます。
また、冬場に限らず毎日の足湯は病中病後の方の体力・免疫力回復にも効果があります。お勧めです。
■足が浸かるサイズのバケツに熱いお湯を入れ、ちょっと熱いと感じるくらいに水を差し、調節して足首まで沈めます。
いい感じに温まるとピンクの靴下を履いたように足首から先の色が変わります。血行が良くなったサインです。
体の芯が温まるまでゆっくりと楽しみましょう。
■さて、今月のツボは【湧泉】(ゆうせん)。
冷えに効果のあるツボは手首や足首、お腹などいろいろありますが、誰でも手軽に扱えるツボが【湧泉】(ゆうせん)です。
お灸で温めると足先から全身の冷えに効果を発揮します。
湧泉は足の裏にあるツボで、その名の通り<脈気>が湧き出る場所にあたります。ここを刺激することで血流がバランスよく全身に巡るイメージです。
■<ツボの取り方>
あぐらをかいて足の裏を見えるようにします。
きつければ片足づつで構いません。
足の2番目、3番目の指の間、水かきのところとかかとの後ろの先端を結んだ線の指の付け根から1/3のところが【湧泉】です。
足の指をぎゅーっと曲げた時に足の裏の一番凹んだところです。指先で探ってみましょう。
<刺激の仕方>
長生灸(または千年灸)をつけて温めます。
物足りない時は2壮、3壮続けてみましょう。次第に熱が通るのを感じられると思います。
是非お試しください。
■今月号の内容は以上です。
「よい睡眠」、「適度に運動」、「おいしくご飯」
今月も健やかに参りましょう!
それでは、また♪
相模大野ひよこ堂鍼灸院 院長🐤
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