■皆さま、いかがお過ごしですか?
10月に入りました。
旧暦では神無月といいます。
八百万の神様が出雲の国に出払って留守になるから、ということのようです。
全国の神様が集って、月を愛でつつ宴会でもしているのでしょうか、楽しそうですね。
■さて、まだ日中は暑い日もありますが、すっかり空も高くなり、秋を感じさせる今日この頃。
食べ物がおいしく、食欲が旺盛になる季節です。
<天高く馬肥ゆる秋>
と、いいますが、厳しい冬の寒さに備えて栄養と体力をしっかりつける、という意味があるのだと思います。
■しかし、夏の疲れが尾を引いてしまうと、涼しくなってきても調子が上がらず、おいしくゴハンが食べられません。
そういうときは、
・気持ちを秋モードにリセット
・しっかり休んで寝て気力・体力を回復
・日中に、軽く汗ばむ程度に体を動かす
そうすると、寝つきも良くなって、食欲も出てくると思います。
気候の良いこの時期に、無理のない範囲で体力を戻していくことが大切です。
是非、秋の味覚をしっかり愉しみ、適度に運動、冬に風邪をひかない元気をつけましょう。
●今月のツボ【関元】(かんげん)
しっかり休んでるつもりなのだけれど気力が上がらない、午前中に動かなきゃいけないんだけど動き出せない、そういう時に効果的なのが【関元】です。
【関元】はおへその下6~8cmくらいにあって、おなかが力なく凹んでいる、或いは冷えている、という状態になっていたら、そこを温めてあげると不思議と元気が出てきます。
おへその下のお腹の奥には【丹田】(たんでん)と呼ばれる元気の源があります。元気の貯蔵庫のようなものです。
【関元】はその【丹田】にアプローチするツボだと考えられます。
<対応する症状>
元気が出ない、体力がない、疲れ、下痢、冷え、婦人病
<ツボの取り方>
【関元】おへそから指4本分下(第二関節部)
おへそと【関元】の中間地点を【気海】(きかい)と呼びますが、凹みや冷えがそこにある場合は、【気海】を温めます。
<刺激方法>
お灸がいいです。
せんねん灸のようなもの(おすすめは長生灸のライト:Amazonでも手に入ります)で、熱さがつらくない程度に2壮から3壮しっかり温めます。
効いてくると、へなっと力がなかった【関元】あたりが、ふっくらと力を取り戻した感じになって、元気が出てきます。
お灸がない場合は、使い捨てカイロで広い範囲であたためてあげても良いです。
お腹が冷える感じの下痢は、周囲のツボも刺激したいので、カイロで広くしっかり温めてあげる方がいいかもしれません。
■食欲がでるツボ【中脘】については8月号に掲載していますので、そちらをご確認ください。
■月刊ひよこ堂【2024年8月号】 | 相模大野ひよこ堂鍼灸院 (shinkyu-hiyokodo.com)
■今月号の内容は以上です。
気力と体力をつけて、食欲の秋、運動の秋、芸術の秋を愉しみましょう♪
それでは、また♪
相模大野ひよこ堂鍼灸院 院長🐤
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