■【朝の弱さに】月刊ひよこ堂 2025年3月号

朝の弱さ対策・月刊ひよこ堂2025年3月号 月刊ひよこ堂

梅は~咲いたか、桜はまだかいな~♪

なんて浮かれ気分の陽気が続いたと思ったら、雪模様になったりして寒暖差が激しい毎日です。

季節の変わり目は体調を崩しやすいです。なんとなく調子の悪さを感じたら、無理をせず6割運転で参りましょう。

月刊ひよこ堂3月号は朝が弱い方に向けた、すっきり目覚める方法を特集します。

もくじ
・ 弥生の語源・意味
・ 春眠、暁を覚えず
・ 気持ちいい伸びのやり方
・ 朝のスイッチの入れ方
・ 低血圧に効くツボ【顖会(しんえ)】

弥生の語源・意味

■さて、3月は旧暦では「弥生(やよい)」といいます。

気候が暖かくなり、いのちが芽吹く様子から、「草木がいよいよ(弥:いや)生い茂る月」、「弥生」となったようです。

旧暦の3月ですから、もう少し先の気候を表していますが、それでも3月5日から19日頃は十二節気の「啓蟄(けいちつ)」で、冬ごもりしていた虫たちも地面から這い出てくるといわれ、20日になれば、ついに春分です。

春になっていくこの季節は、気持ちもほっこりとゆるんでいきます。

春眠、暁を覚えず

■春といえば、朝寝です。

春眠、暁を覚えず
(春の眠りは心地がよく、夜が明けるのも気づかないほどです)

処処啼鳥を聞く
(あちらこちらから鳥のさえずりが聞こえてきます)

夜来風雨の声
(そういえば昨夜は風雨の音がしていたな)

花落つることを知る多少
(いったいどれほどの花が散ったことでしょうか)

― 「春暁」 孟浩然 唐の詩人

孟さんのように、ゆったり朝を過ごして風流な気分にひたれれば良いのですが現代人はなかなかそうもいきません。

特に低血圧傾向の人にとっては、つらい季節かもしれません。

そこで今月は、朝が弱い方のための特集です。

気持ちいい伸びのやり方

■朝の目覚めで、まず思い浮かぶのは【伸び】ですよね。

指をしっかり組んで手を返しながら、うーんと気持ちよく腕を上に伸ばす。

皆さん、普通にやられているかと思います。

けれど、しっかり延ばそうと頑張って力んでいませんか?

力んで首や肩回りの筋肉を緊張させると脳の血流を悪化させ、却って逆効果です。

■コツは肘を使うこと。

指をしっかり組んだら、肘が空に引っ張り上げられるのをイメージしながら両肘を寄せていく感じです。(マジックハンドとかパンタグラフとか、そういう動きです)

自分で頑張って挙げるのではなく、肘を空から引き上げられる、外からの力で伸ばされるイメージ・感覚をつかむことがポイントになります。

■そうすると力みが消えて自然と手のひらは返りやすくなり、腕が真っ直ぐ延びていき、肩甲骨が動いて内側に引き寄せられ、固まっていた肩や背中、胸の筋肉が緩むのが感じやすくなるかと思います。

上半身の筋肉がほぐれると脳への血流も通いやすくなり、頭がすっきりしてきます。

■はじめはあまり伸びなくても無理をせず、力まないで、気持ちよく伸びる感じで試してみましょう。

続けるとだんだんと手首と肩が柔らかく動けるようになって、さらに気持ちよく伸びが出来るようになってきます。

これをご参考に朝の気持ちよい伸びのやり方をいろいろ工夫してみてください。

朝のスイッチの入れ方

■それでもまだスイッチが入らない時は歩くことです。

気分が上がる曲を頭に思い浮かべながら、リズミカルに楽しく歩いてみましょう。

脚の筋肉を働かしリズミカルに動くと血流も気分も上がってきます。

■明るくした部屋の中で歩いても良いのですが、やはり外に出てお日様の光を浴びるのが一番です。

目から入る朝の光と軽い運動は体内時計をリセットして交感神経を立ち上げる、【朝の目覚めのスイッチ】の効果があるからです。

ベランダや窓辺で軽いダンスっぽい動きをしてみるのでもいいでしょう。

頑張りすぎず、気持ちよく、楽しく、が大切です。

低血圧に効くツボ【顖会(しんえ)】

■というわけで、今回ご紹介するツボは低血圧に効果が期待できる【顖会(しんえ)】です。

【顖会】は前頭部、先月ご紹介した【上星(じょうせい)】の後方にあり、乳幼児の頭の骨の隙間(大泉門)の部分にあたります。

前頭葉から脳の深部へ刺激が伝わり、頭がすっきりして働きはじめます。

低血圧だけでなく、症状によりますが頭痛や鼻づまりに効く場合もあります。

■<ツボの取り方>

【顖会】(しんえ)

おでこの中心線上、前髪の生え際から指三本分(人差し指、中指、薬指をそろえた第一関節部の幅)だけ入ったところにある頭蓋骨の凹み。

■<刺激の仕方>

人差し指に中指を添えて頭蓋骨に向けて垂直に立て、目の奥に向けて真っ直ぐ通すイメージ。

頭蓋骨の感触を感じるくらいの圧で押す。

10秒くらい押したら力を緩め、一呼吸おいてまた押す。を繰り返す。

あまり強く押しすぎると頭に痛みが残る場合があります。適度な心地さを感じる範囲で加減をしながら刺激をしてください。

脳の前頭葉から目の奥に真っ直ぐ通る感じがつかめると最高です。

■今月号の内容は以上です。

「よい睡眠」、「適度に運動」、「おいしくご飯」

今月も健やかに参りましょう!

それでは、また♪

相模大野ひよこ堂鍼灸院 院長🐤


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