■布団に入っても目がさえて眠れないというのはツラいですよね。不眠で悩まれている方はかなりいるのではないでしょうか。
皆さん、いろいろ工夫をされているかと思いますが、その一つとして加えて頂きたい効果的なツボ【大陵(だいりょう)】をご紹介します。
■【大陵】は感覚神経を通じて視床下部に影響を与え、興奮した交感神経を抑えるはたらきを持つと考えられます。
寝ようと思っても、浮かんできた考えが頭を占拠してしまって消えてくれない。体が落ち着かない感じで鎮まらない。
こうなってしまうと、なかなか難しくなるので、そうなりそうな嫌な予感があるときに、そうならないように予防的に使うとよい感じです。
もちろん、完全に「眠れない!!」という状態に入ってしまったとしても、一旦起き上がってトイレに行って、水を一杯飲んだりして仕切り直してから使っても効果ありです。
私自身も寝入るためのルーティーンとして取り入れているツボです。
■【ツボの取り方】
手首の内側のしわの真ん中(何本もあるときは、手首をぐっと曲げたときに一番凹んでるところ)です。
居心地の良い方にゴロンと横向きに寝て、下になっている方の手首で取ると楽に扱えます。
■【刺激の仕方】
反対側の手の人差し指に中指を添えて、赤ちゃんのほっぺたに触れるようにやわらかく、そっと軽く起きます。右も左も手と腕の重さを感じるようにしてだらんと力を抜きます。
ツボには反対側の手の重さだけがかかっている状態になります。
そのまま、ふつうに息をします。ちょっとゆっくり目に息をしてるなあ、と感じるくらいで積極的には何もしません。
■いろいろ考え事が浮かんでも放置です。
ほっときます。
ただ、ツボに指先がふれてるなあ、手の重さを感じるなあ、ゆっくり息をしてるなあ、と遠いところでなんとなく感じます。
そのうちいつの間にか眠ってる。
という寸法です。
■コツは、意識して一生懸命眠ろうとしないこと。
なんとなく、身体の感覚があるなあ、とぼんやり感じるままにすることです。
眠れない、眠れないと意識して羊の数を数えたりしているうちは決して眠れず、なんだか知らないうちに眠ってた、ということがあるかと思いますが、そういうものです。
その手助けをするのが【大陵】というツボとその刺激方法ということなのです。
だからこの場合、ツボ刺激に一生懸命になると眠れません。
なんとなーく【大陵】に手を添えて、なんとなーく横になっていましょう。
それがポイントです。
ふー、と軽く一息吐いて、気楽に試してみてください。
それでは、また♪🐤🐤🐤
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※この記事は一般的なツボの効果について記載しています。体の状態によっては、正確にツボの場所を刺激しても効果が出ない場合もあります。本来は鍼灸師が実際に体の状態を診てツボを選ぶものなので、さらに一歩進みたい方は是非お近くの鍼灸院をお訪ねください🐤
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