■免疫のはたらきを整え、風邪をひきにくくする効果が見込めるツボ【曲池】(きょくち)をご紹介します。
【曲池】が属する陽明大腸経は消化器に関連し、特に曲池は胃腸の臓器に働きかける作用を持ちます。また、肺・皮膚を主る太陰肺経とは対になる関係にあります。
■そういうわけで【曲池】は、皮膚病、喉の炎症、腹痛・下痢などに使われるツボなのですが、皮膚も喉も胃や腸の粘膜も外部と接していて(※)、それぞれ体の内部を守る役割を持っています。
その体の内部を守る役割の一躍を担うのが免疫機能であり、特に大腸は免疫機能の重要な器官であることから【曲池】は免疫と大きく関わるということになります。
(※喉は外気と接しているし、胃や腸が接する飲食物も体の外の物です)
私自身も風邪っぽいかな、というときは自分で【曲池】にしっかりとお灸を据えています。そこから悪化することは稀なので、実感として効果はあると思います。
<ツボの取り方>
■肘を強く曲げたときにできるしわの先端。その先の肘の骨の内側との間にある触れると少し凹んだ感じのするところ。
<刺激の仕方>
■指先で軽く(あくまでも軽く)押さえるようにして刺激するのも良いですが、やはりお灸が一番です。
せんねん灸の類(長生灸のライトがお勧め)をしっかり熱を感じるまで2~3壮続けてやるのがいいでしょう。
自律神経も落ち着いて気分も少し楽になるかと思います。
是非お試しください。
それでは、また🐤
コメント