皆さま、いかがお過ごしですか?
■そろそろ8月に入ります。
旧暦では葉月といいます。
木々の葉が落ちる月(はおちづき)という意味ともいわれますが、旧暦との一か月程度のタイムラグを考えても腑に落ちません。
こういうピンと来ないところもまた和風月名の乙なところですね。
■さて、猛暑です。
7月18日に関東は梅雨明けしましたが、それ以降ほぼ毎日猛暑日です。
猛暑日とは最高気温が35℃を超える日のことで、遥か昔に小学校で習った百葉箱の中でこの温度ですから、日差しの当たるところだったら確実に体温超えです。
非常に危険です。
やせ我慢をせずクーラーをしっかりかけて、外出するときは日差しを避けてこまめに水分をとることが大切です。
■それでも、この猛暑のなかでは気付かぬうちに体力は奪われていきます。
しっかり怠けて体力を温存しましょう。
そうは言ってられない諸所の事情のある方も大勢いらっしゃると思いますが、ここは歯を食いしばらず、知恵と工夫で上手く怠ける道を見つけて体力を温存し、なんとかこの季節を乗り切ってください。
オーバーヒートしてしまっては元も子もありませんからね。
■夏バテ対策といえば、土用の丑の日に食べるうなぎです。
土用というのは、季節が変わる時期、期間のことで、その期間のなかの子・丑・寅・・・の丑の順番の日を土用の丑の日と呼びます。特に立秋の前のこの日を【土用の丑の日】と意識することが多いです。
うなぎを食べるようになったのは、平賀源内が「土用の丑の日に【う】がつくものを食べるといい(梅干し、うどん、瓜など)」という俗説を参考に夏場に売れないうなぎの販売文句として広めたという説があります。
まんまとはめられてる気がしますが、めったに口にできない旨いうなぎにありつける口実を作ってくれたのですから、むしろ平賀源内を拝みたいくらいですね。
今年は8月5日だそうです。
ありがたく頂きましょう。
■けれども夏バテで食欲がわかない、という方もいるかもしれません。
【食欲】は、【睡眠】と並ぶ心と体の健康のバロメーターです。
というわけで今回は食欲の出るツボ【中脘】をご紹介します。
【食べる】ということは、生きる源です。
我々が活動するエネルギーはすべて食べ物由来です。
食べ物に含まれる炭素と息をするときに吸い込む酸素が、体中の細胞のなかで結びついてエネルギーを発生する仕組みで我々は生きているわけですから、食欲は元気・活力の源で、食欲がなくなる、ということは身体にとっては由々しき事態です。
日本の伝統鍼灸の世界では、脈にのって体中をめぐる元気・活力を【胃の気】と呼んで重要視します。その中核を担うツボがこの【中脘】なのです。
■朝起きても元気がなくて食欲も出ない。ビールの飲み過ぎ食べ過ぎで胃がもたれる。
そういう時に胃が動いて食欲が出てくる。
心も前向きになって、一日、元気に動ける。
【中脘】には、そんな効果が期待できます。
ひよこ堂鍼灸院では実際の施術の場面でも【中脘】はほぼ全員の方に使っています。
それくらい重要なツボです。
是非、お試しを。
ツボの取り方、刺激の仕方など詳しくは以下の記事をご参照ください。
■【すぐに効くツボ】食欲不振に中脘 | 相模大野ひよこ堂鍼灸院 (shinkyu-hiyokodo.com)
今月号の内容は以上です。
厳しい猛暑を乗り切って、夏を元気に過ごしましょう♪
それでは、また♪
相模大野ひよこ堂鍼灸院 院長🐤
🐤🐤🐤🐤🐤🐤🐤🐤🐤🐤🐤🐤🐤🐤🐤🐤🐤
コメント