月刊ひよこ堂 【2024年11月号】
皆さま、いかがお過ごしですか?
■11月に入りました。
旧暦では霜月(しもつき)といいます。
霜が降る月なので「霜降月」から来たという説が有力なようですが、その他にも、十を満ちた数として10月を「上な月」11月を「下な月」とする説、秋の収穫を感謝する「食物月(おしものつき)」や太陽の光がすぼまることから「ものしぼむ月」など、さまざまな説があります。
秋の夜長、いろいろな説に空想をめぐらせるのも面白いですね。
■さて、そろそろ陽が落ちると寒さを感じる季節です。
11/7は立冬で、気象庁は東京で木枯らし第一号が吹いたと発表しました。
日中に晴れると少し暖かく感じたりもして着るものに迷ったりもしますが、体を冷やすと体調を崩しやすいので、伊達の薄着などと無理をせず、調節のできる服装がいいですね。
■寒さが体に害を及ぼすことを東洋医学では【寒邪(かんじゃ)】といいます。
寒邪が体に侵襲すると、まず「悪寒、寒がり、四肢の冷え」などが出て、さらに進むと血のめぐりが悪くなって頭や体の各部に「強い痛み」や「ひきつれ」などの症状が現れます。
襟元、肩まわりやお腹、足先などが冷えないように心がけましょう。
■今月のツボ【太淵】(たいえん)
全身の血の巡りを良くするツボ【太淵】をご紹介します。
よく手首で脈拍を測りますが、その場所が【太淵】です。
【太淵】は脈会といわれ、全身の血管のはたらきとのつながりが強いツボと考えられています。
<ツボの取り方>
■【太淵】手首のしわの上(手首の関節が曲がるところ)で血管が脈を打っているところ
<刺激方法>
■反対側の手の人差し指の先を【太淵】に軽く添え、さらに中指の先を人差し指の脇に添えます。
決して押したり揉んだりはせず、赤ちゃんのほっぺたに触れるようにやさしく軽く指を添え、ゆったりと楽に呼吸をしながら指先で脈を感じましょう。
そのうちに、脈がしっかり元気に感じ始めたら効いた証拠です。
全身がほんのり温かくなり、全身のそわそわした感じや冷えや痛みも少し楽になっているかと思います。
落ち着きを取り戻すときにも使えます。
是非、試してみてください。
■今月号の内容は以上です。
「睡眠」、「運動」、「おいしくご飯」、今月も健やかに参りましょう!
それでは、また♪
相模大野ひよこ堂鍼灸院 院長🐤
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